前田智徳選手(広島)が2000本安打を達成しました。史上38人目(イチロー選手・松井秀喜選手を含む)の快挙です。
今回の記録達成のニュースで改めて確認したことは、前田選手がこれまで打撃タイトルを取ったことがないという事実です。
「天才」「侍」「孤高の打者」「次元の違うバッター」の前田選手がタイトルを取っていなかったとは思いませんでした。
同じ無冠でも清原和博選手(オリックス)とはなにかが違う、そう……オーラの種類が違います。
新庄剛志選手(元日本ハム)のような派手さとは対極にいる打者です。果たして野球ファン以外の人がどれだけ前田選手のことを知っているのでしょうか。
“求道者”と言う言葉が似合う天才打者 “前田”。ヒットを打っても満足しない、自分の打撃ができた時がヒット……あの榎本喜八選手(元毎日)のように。
1991年にレギュラーを獲得して、翌年には打率3割8厘。「3割」「30本」「30盗塁」を狙える選手、走・攻・守3拍子そろった選手として、多くの野球ファンや関係者が期待しました。
数字だけではなく、20歳とは思えない雰囲気がすでに「大打者」を感じさせてくれました。
そして期待通りの活躍を続けて、むかえた1995年5月23日のヤクルト戦。右アキレス腱の断裂。走・攻・守3拍子の選手が終わりを告げました。
もしもと言っても、しょうがありません。ただ、前田選手や吉村禎章選手(元巨人)が大ケガをしなかったならどれだけの数字を残したか。
特に前田選手はケガをする前から脚に違和感を感じていたようでした。その時に試合を休んでいたなら、アキレス腱の断裂は防げたかもしれません。
仮定の話をしてもしょうがないですね。でももしもあのケガがなかったら……。
そうです、そのケガを抱えながら前田選手は2000本安打を達成しました。
そして近年の前田選手は丸みが出てきました。将来コーチや監督をやるならば大ケガや丸みはプラスになるでしょう。
おめでとう!前田選手!
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2007年09月02日
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