JBCは15日に倫理委員会を開き亀田問題に対して以下の処分を出しました。
亀田史郎氏 無期限セコンド資格停止
亀田大毅選手 1年間ボクサーライセンス停止
亀田興毅選手 厳重戒告
金平桂一郎会長 3ヶ月クラブオーナーライセンス停止
この処分が重いのか軽いのかは一概には言えません。金平桂一郎会長と亀田興毅選手の処分は意味がないでしょう。クラブオーナーライセンス停止なんて実態のあるものではありません。亀田興毅選手も単に注意しただけでしょう。この2人は明らかに軽すぎます。
亀田大毅選手の処分は妥当でしょう。亀田史郎氏の処分は無期限の意味にもよります。故金平正紀協栄ジム会長の毒入りオレンジ事件の時は永久追放の処分でした。永久追放は今回の無期限のライセンス停止やライセンス剥奪よりも重い処分のはずでした。でも実際には7年程度でなんとなく復帰していました。
つまり今回の無期限セコンド資格停止は、JBCの思惑しだいでは永久に停止できる反面、3ヶ月程度で処分解除もできるわけです。そう考えれば重いか軽いかはあくまでもJBCの態度しだいということになります。
問題はこのことによって、彼らが変わるのかということです。まあ、普通に考えれば変わらないでしょう。反省しているのかと考えれば、反省していないとみるのが妥当でしょう。
何度か出されたコメントの中に、結局一度も内藤大助選手やその関係者への謝罪は出てきませんでした。一言、内藤選手への謝罪があれば少しは(本当に、本当に少ーしですが)周りの見方も変わったでしょう。
謝罪をすることは、彼らの損得勘定からしても得なはずです。もしも彼らが今後もボクシングを続けていくのならば。でもしない。そのことに気付く知恵がないのか、噛み付いた相手には絶対に頭を下げないという勘違いのプライドなのか。
あれだけテレビに出ることが好きな人たちです。今こそテレビに出て言いたいことを言えばいい。文句があるならそれを堂々と言えばいいんです。口調は変えてもいいし変えなくてもいい。まあ、今まで通りならそれなりの覚悟は必要ですがね。
本当はそこできちんとした口調で言い訳せずに謝ればいいんです。パフォーマンス好きの彼らなら家族みんなで土下座でもすればいい。そうすれば新たなスタートをきることだけはできるでしょう。
いい子になれとか常識人になれとか言っているわけではありません。でも彼らの行動や言動は見苦しいだけです。毒舌や攻撃は汚い言葉を使わなければできないわけではありません。恫喝しなくても、相手に一目を置かせる方法は他にもあるはずです。
派手なパフォーマンスは相手を巻き込まなくてもできます。わかりやすく言えば、亀田大毅選手は試合前の記者会見で切腹すると言いましたが、その時に「内藤!お前はどうするんや」と相手を巻き込みました。それが下劣だと言っているんです。
もちろん切腹なんていう言葉は軽々しく使う言葉ではありません。ですから切腹なんて言葉を使った時点でパフォーマンスは低俗なものに成り下がってしまいます。
例えば、できることでパフォーマンスをすればいい。亀田大毅選手はあの記者会見でこう言えば良かった。
「オレはこの試合に命を懸けているんや!だから負けたら引退する!」
これならいいです。もちろん内藤選手にお前はどうするなんてことは絶対に聞いたら駄目です。自分だけで完結すればいいんです。
これでも翌日の新聞には「大毅!負けたら引退!」と大きく出るでしょう。十分にパフォーマンスとしては成立しています。ただし、負けたら本当に引退しなくてはなりません。引退しなければただのギャグになってしまいます。
負けて引退する気がないのなら、坊主になるや土下座して謝るでもいいです。これでもパフォーマンスとしては成立しているでしょう。繰り返しますが、内藤選手に「お前も負けたらしろ」などとは言ってはいけません。あくまでも、亀田選手のパフォーマンスであって、内藤選手は関係ないからです。
これならどんなビッグマウスでも許せます。失敗した時の責任を被るのは当人だけですから。ある意味、男らしい。自分を高めていくことにも繋がるかもしれません。
しかし実際の亀田パフォ−マンスはひたすら相手を貶めていくだけのものです。自分で仕掛けておいてその処置は相手に任せる。あげく、仕掛けるだけ仕掛けておいて、できなければほったかし。リアクションすら起こさないし責任も取らない。
自分を高めずに相手を貶めて有利に立とうとする行為。だから、下劣だと言っているんです。
言いたくはないですが、清原和博選手が昔同じような発言をしていました。清原選手に対して大差がついた試合で阪神の藤川選手がフォークボールで勝負した時に、
「2−10の二死満塁、カウント2−3でフォークやで。ちゃうやろ。ケツの穴、小さいわ。チン○ついとんのか」と発言しました。
まず言葉は亀田選手に負けないくらい下品です。そしてこの発言は同じように相手を巻き込んでいます。これでは、次の対戦で藤川選手は変化球が投げにくなってしまいます。それは卑怯です。
この時も本来は自分だけでパフォーマンスを完結させることはできたはずです。要は次の対戦で、藤川選手のフォークボールをホームランすればいいんです。そしてインタビューでこう言えばいいんです。
「藤川君からホームランが打ててうれしかった。でも次は彼の最高のボールであるストレートをホームランにしたいです」と。
もっと派手なパフォーマンスにしたければこう言えばいい。
「次に藤川君と対戦する時にホームランが打てなければ引退する」と。
ただしその時にストレートだフォークだということは一切言わない。藤川投手を縛ってはいけない。あくまでも清原選手自身の責任とパフォーマンスでなければ意味がありません。
派手な発言、パフォーマンスは大いに結構です。特にプロの競技ではむしろ必要です。周りと違う行動も面白いです。みんなが同じでは面白くありません。
ただ対戦式の競技の場合は必ず相手がいます。相手がいるから成り立っているんです。だから、自分だけのことではなく、相手も尊重しなければ素晴らしい勝負は実現できないということをもう一度考えて欲しいです。
勝つことにこだわるのは当然です。勝つためにいろいろなことを工夫するのは当たり前です。でも、基本は自分を高めて相手の上をいき、そして勝利するということだと思うんです。相手を貶め、引きずり落として自分の下にすることで勝つことは愚劣だと気づいて欲しいです。
スポーツはケンカや殺し合いとは違います。ルールの無いケンカや殺し合いは強いものが勝つわけではありません。弱くても人数が圧倒的に多ければ、あるいは殺傷力の高い武器を持っていれば勝てます。子供でも2メートルの大男をピストルで撃ち殺せます。
亀田一家はもう一度そこのところを考えて欲しいです。でも、無理かな?
それと亀田家にも問題はありましたが、それを取り巻くものたちの責任も大きなものがあります。特にテレビ局。今回で言えばTBS。そのことについてはまた別の時に書きたいと思います。
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2007年10月16日
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これを機械にじっくり基本からやり直してみるべきです。
確かにこの期間にじっくりこれまでの自分たちのこと考えて欲しいですね。そして今まで見えていなかった周りの人たちについても。
興毅選手の処分には疑問符が残ります。ただこの一家に下された処分や周囲の反応を、自身がしっかり受け止めてくれたら何かが変わるのかもしれません。
確か興毅選手はフライ級に戻すために王座を返上していてベルトは持っていないはずです。不幸中の幸い?なんですかね。